コピー機サガス

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一般的に”コピー機”は、創成期は複写機(ふくしゃき)と呼ばれていました。”原稿、本の一部などの複製
をとるもの”とされています。
コピー機の機能として、原稿の拡大や縮小ができ、紙の大きさも変えることが出来る、コピーの方式として
乾式と湿式があり、現在では乾式がよく使われます。
また、最近ではカラーコピーも可能なコピー機も多機種存在します。
コピー機は英語でゼロックス (Xerox)といわれ、もともと商標からきています。 使用される用紙はたいてい
普通紙(コピー用紙)ですが、OHPシートなど特殊なものにも印刷できる機種もあります。
大量の用紙をストックする用紙ホルダ(給紙カセットと呼んでいる)と、一時的に特別な用紙を挿入するため
の「手差しトレイ」を備えているものが一般的です。

コピー機は、2000年代に入り、ビジネス向けは、ほとんどがデジタル方式となりました。
また、パーソナルコンピュータとLANの普及に伴ってコピー機・プリンター・ファクシミリ・イメージスキャナ
などの各種機能が統合されたデジタル複合機が使用されるようになっています。
これらの複合機には、LAN経由で操作が行えるものが多く、OA機器という呼称よりも「IT機器」という
呼び方がふさわしい”進化”を遂げています。

ところで、個人向けプリンター市場で、シェアを獲得しているセイコーエプソンが、コピー機分野に参入して
きたのは2006年5月のことです。
価格は、1台30万〜40万円台と、コピー機メーカーの主力製品のほぼ半額程度となっています。

従来、コピー機導入企業は、導入時に買い取りもしくはリース契約で、コピー機本体の代金は支払うが、
さらにコピー1枚ごとに、3〜5円程度をメーカーに支払う保守契約を結んでいます。
他の情報機器には見られないコピー機業界に特有の「カウンターチャージ」と呼ばれるもので、コピー機
では、今でもこの方式による契約件数が最も多くなっています。
プリンターメーカー(エプソン)が企業向けのコピー機市場に本格参戦するのは珍しいことです。

コピー機業界からは「利用枚数に応じた支払額になるのだから、合理的」(キヤノン)という見解が
出ていますが、エプソンは、カウンターチャージが不要であることをコピー機のセールスポイントとして
アピールし、新規の獲得と既存のユーザーの獲得を目指そうとしています。

確かに、オフィスを見回すと多くの出力機が存在していることがわかります。コピー機、FAX、プリンタなどが
点在し、オフィスのスペースを占拠しています。
コピー機の利用についても、プリンタの高速化、品質の向上によって、コピー機でコピーするよりも、プリンタ
から直接、必要枚数をプリントするという方法が増加しています。
コピー機もFAXも、すべてのオフィスが、専用機として個別に所有しておく必要がなくなりつつあります。
また、コピー機とFAX、プリンタがオフィス内に複数あると、その作業も複雑化してくるでしょう。
コピーをとって、それをFAXで送信するといった作業の効率化、簡素化が要請されています。コピー機が
複合機として”進化”してきた背景といえます。

コピー機業界にエプソンが参入してきたもうひとつのポイントに、カウンターチャージ方式からの脱却ということ
が上げられます。
コピー機導入時に、カウンターチャージを敬遠し、導入に二の足を踏んでいた中小企業ユーザーにとっては
インパクトがあります。これまでカウンターチャージは、コピー機の世界では一般化している手法で、使用量
にあわせて代金を支払うというもの。実はこれがコピー機のメンテナンス費用の源泉となっています。
ユーザーは、故障したらすぐに駆けつけてもらえるという手厚いサービスが受けられます。
しかし、一枚あたりのプリント費用を低く抑えたいというユーザーにとっては、カウンターチャージによる契約を
敬遠することもあります。
コピー機と違い、プリンタでは過去からメンテナンスフリーと呼ばれる手法を採用し、ユーザーは、故障時に
修理センターに連絡したり、トナーを自分で購入して交換したりといった形をとっています。
(エプソンは機種に応じて複数の保守契約タイプを用意している)

コピー機を快適に使用するための保守を、コピー機業界の「カウンタ方式」か、それとも新しいエプソンの
方式をとるのか、コピー機を使用する企業にとってこれからのテーマともいえるでしょう。